ヤマトヌマエビの生活区域の確保にあたり、掃除も同時にやることにした。
水を足したり、金魚が暴れたりした時に、浮泥やゴミが舞い上がるのが気になっていたのだ。
浮泥はふわふわと散り積もる深緑色の藻のようなもので、バクテリアが多く含まれている。水質の安定に一役買っているらしい。ぶくぶく(投げ込み式フィルター)にも浮泥がびっしり詰まっている。
ヤマトヌマエビだけの時は気にしていなかったのだが、金魚が泳ぐと舞い上がるのでどうも気になる。埃だらけの空気を吸わせているような居心地の悪さだ。
ということでサクサクとお掃除。
まずは上の方の水をバケツに抜いていく。流木を取り出したらヤマトヌマエビが出てきた。お元気そうでなにより。
琉金、ヤマトヌマエビ、金魚達、水草をバケツへと移動。
琉金は怯えているのか、らんちゅうに寄り添おうと必死だった。一方のらんちゅうは、ぼんやりと漂っていた。性格が良く出ている。
さて、ここからが骨だ。フィルターやライトを外して水槽を風呂場へと運び、残った水の中でフィルターを分解して軽く汚れを落とした。
残ったのは汚れた水と底砂である。この底砂、2年間ほとんど掃除をしなかったので、恐る恐る手を入れてかき回した。水はどんどん黒くなる。もうヤケだと米とぎの要領でザクザクと洗い、洗面器に砂を移していく。この時、死んでしまった石巻貝などの貝殻もたくさん出てきた。2年間の歴史を感じる。
さて、砂を大体出し終えた。
水が真っ黒だ。どれくらい汚れているかというと、
これくらい。「浮泥」というだけあって、下に沈むのだがサラサラしている。匂いもほとんどない。これを流した後、浮泥が少し残ったまま底砂を敷き、壁面はキッチンペーパーで拭くだけにした。
昔はとにかく清潔にしなければと、ここから綺麗な水で入念にゆすいで、底砂も徹底的に洗っていた。水質が安定しなかったのは、それが原因だったのかもしれない。
水槽を元の位置に戻して、フィルター、ライト、水草もセットした。
ここで気づいたのたが、壁面の上のところの汚れが落ちていなかった。
うーん。何だろう。引っ掻いても取れないので取りあえずそのままにして、少しずつ水を戻していく。
ヤマトヌマエビの隠れ家になるように、流木は端っこに置いた。
元々の水に、カルキを抜いた新しい水も足してひと段落したのがこちら。
水を入れたばかりなので少し濁っているが、翌日には落ち着いた。
金魚達が泳ぎ回ってもゴミが舞わないし、とりあえずこれで様子を見ていきたい。