金魚日記

金魚についてのブログです。初心者につき手探りで飼育をしております。

金魚の選び方

急に金魚を飼いたいと思い立ってペットショップへと向かったので、どの種類のどういう子を飼おうか、自分でも分からないままに水槽を見て回った。琉金は絶対に飼うぞ、でも丹頂も可愛いよな、ピンポンパールにも憧れるし、そういえば金魚仲間はらんちゅうを勧めていたな、等々。

このペットショップは、きんちゃんを育てていた時からお世話になっていた、アクアリウムに力を入れている店である。とりあえず店員のお兄さんに声をかけて、揺らぐ心のままに金魚が欲しいとだけ告げた。

自然と足が向かったのは、やはり琉金の水槽であった。水槽の中では大量の琉金が泳いでいた。店員さんにどれがいいかと聞かれた時、咄嗟にきんちゃんと同じ柄の子はいないかと探してしまった自分に戸惑った。「One more time, One more chance」が思い起こされる。新しい子を迎えるのだから似ていてもしょうがない、なるべく病気にならないでほしいと思いながら「とにかく元気な子を」とだけ言ったところ、お兄さんが嬉しそうに笑ったので、少しだけ救われた気持ちになった。
結果、お兄さんの見立てにより、元気で身体も丈夫そうなこの子が選ばれたという訳である。

顔が白く、きんちゃんとはだいぶ異なる柄であることが少し心残りである。

 

「これだけでいいですか?」と聞かれて一瞬悩んだ後、らんちゅうの水槽へと向かった。これまでらんちゅうの良さがイマイチ分かっていなかった私であるが、水槽を見て回っている間にその愛らしさに衝撃を受けていた。らんちゅうは背びれがなく、尾ひれも短いため泳ぎが下手である。基本的にのんびりと水中を漂っており、泳ぐ時は懸命に身体を揺らしながら前進する。自然界においては簡単に淘汰されてしまうだろうと不安になるほど悠然としているのだ。何よりも良いのはそのフォルムである。丸い。とにかく、丸い。丸い身体で気持ちよさそうに水中を漂っている姿は、見ているだけで緩やかな気持ちになる。

どのらんちゅうが良いかと聞いたところ、店員さんは水槽を横から覗き、次に上から眺めた後で断然これだと1匹を勧めてくれた。それがこの子である。

些細な差かもしれないが、その中でも背なりが丸く、身体つきも良いものを選んでくれた。由緒あるブリーダーのらんちゅうではないし、お安めのペットショップ出身だ。1匹何十万という世界からは程遠い子であるものの、内心、ついに金魚の王様を飼っちゃうぞ!  とテンション爆上がりであった。

 

金魚は体つきを見れば、生まれ持った身体の強さがある程度は分かる。背骨の形がおかしかったり、アンバランスな見た目の金魚は身体が弱い。屋台出身のきんちゃんは、明らかに尾っぽの片側が短かく、これが原因で安く卸されたのは明白であった。(それすらも愛おしかったのではあるが)

琉金の模様がきんちゃんと違うのが心残りである、とは書いたものの、実はこの子の尾っぽが気に入っている。バランスが良くて優雅な尾っぽを見た時、ホッと胸をなでおろしながら、この子も大切にしていこうと思ったのだった。